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ほしいずみ「純米 無濾過生原酒」(丸一酒造)

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銘柄:ほしいずみ「純米 無濾過生原酒」
製造:丸一酒造
種類:純米
酒米:若水+祭り晴

愛知県の知多半島周辺は酒や味噌、醤油など醸造の盛んな土地柄。そのなかで酒造りを営む蔵の一つが丸一酒造で阿久比町では唯一の酒蔵です。近年販売しているお酒のほとんどが「ほしいずみ」の銘柄のお酒で色々な種類があり、その中で季節限定の無濾過生原酒を飲んでみました。

冷酒で飲ス、うまい!!
甘い吟醸香の香り漂う少し飴色のお酒です。飲んでみるとフルーティーな甘さの口当たりです。少しキリッとしたドライな辛口の舌触りの後からフレッシュなメロン果汁を彷彿させるようなジューシーな甘さが口の中に広がってきます。雑味を感じない甘い旨味がしばらく口の中に余韻として残り、心地よさを感じつつ、次の一杯を飲んでもジューシーな甘さは変わらず、とても飲みやすいお酒です。アルコール度が少し高めのため刺激が強く酔いもほんの少し早めですが、そんなことが気にならないほど飲みやすく、単品でも飲みやすい印象です。杜氏が変わって味が変わるのかと思いましたが綺麗にまとめられて美味しくいただけたお酒でした。

酒のいしはらで購入。
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伝心「稲 純米酒」(一本義久保本店)

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銘柄:伝心「稲 純米酒」
製造:一本義久保本店
種類:純米
酒米:越の雫

伝心「冬 しぼりたて生酒」の次に購入したお酒は通年販売の純米酒。しかしながらレギュラー商品だからといって侮れず、使用している越の雫という米は奥越前で平成15年に品種登録されたばかりの新しいお米で、勝山市周辺以外では作られていない希少な酒米で、それをふんだんに使ったお酒なのでまさに地酒といえる存在感を示すお酒とも言えます。ラベルは季節限定と逆バージョンみたいな感じでしょうか。

冷酒、常温で飲ス、うまい!!
グラスに注ぐと麹の香りが漂う透明のお酒です。飲んでみるとふんわりとした滑らかな口当たりのお酒です。刺激が少なく、米の艶やかな旨みがさらりと口の中に広がってきます。米の甘さと旨さがうまく混ざり合い、ほんのちょっぴりの酸味がアクセントになって美味さがとても引き立っています。角の取れた、最初から最後までいつまでも柔らかい旨みが高いレベルで堪能でき、単品で飲んでもいけるし、幅広い料理と合わせても、全てを包み込んでくれるかのような柔らかい酒質は、酒米「越の雫」によるものでしょうか。季節限定の尖ったお酒の味わいも良いですが、レギュラーの熟成したふくよかな味わいも捨てがたく、一本義のレベルの高さを感じるお酒でした。

蔵の前にある多分直営店で購入しました。お店のお姉さんは季節限定を押してきましたが、他のお酒も自信を持っていいのではと少し思ってしまいました。

伝心「冬 しぼりたて生酒」(一本義久保本店)

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銘柄:伝心「冬 しぼりたて生酒」
製造:一本義久保本店
種類:本醸造
酒米:五百万石

恐竜で有名になった勝山市で酒造りを営んでいる一本義久保本店の主要銘柄は「一本義」ですが、「伝心」は地元で作られた米と地元の水などなど地元のもので構成された限定流通のお酒です。蔵の直営店でこの時期になるとしぼりたてが販売されているのですが、一本義と伝心はどちらもしぼりたてがあるため、お店の人に話を伺うと精米歩合がわずかに違うだけで使っているコメや水は一緒とのこと。値段もほとんど変わらなかったため、飲んだことのない伝心をいただくことにしました。雪だるまの入った綺麗なラベルです。

冷酒で飲ス、うまい!!
麹の香り漂う透明のお酒です。飲んでみるとキリッとした辛口のお酒です。辛口の刺激の中に少しフルーティーで酸味のある甘い旨みが見え隠れし、その後からじわじわとくる程よい甘さと苦味が心地よい味わいです。全体的には角のあるはっきりとした味わいが新鮮で、刺激のある口当たりにトロッとした舌触り、旨み苦味に続いてドライな喉越しで、熱い鍋なんかいただきながら飲むと心地よさで体も火照って気持ちよくなってきます。少し温度を上げて常温くらいで飲んでみると少し刺激が丸くなり、綺麗な旨みで飲みやすくなりますが、しぼりたてのフレッシュ感が大幅ダウンするので、好みが分かれるかな。ただ単に万人受けする綺麗なお酒ではなく、少し癖があって好みの分かれる、どこかしら田舎臭いところがとても好印象な地酒的なお酒でした。

蔵の前にある多分直営店で購入しました。他にも色々なお酒を飲むことができるようでした。

宮寒梅「純米吟醸 ハロウィンラベル」(寒梅酒造)

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銘柄:宮寒梅「純米吟醸 ハロウィンラベル」
製造:寒梅酒造
種類:純米吟醸
酒米:不明

普段はシンプルなラベルが特徴の宮寒梅ですが、このラベルはハロウィン限定ラベルで猫があしらわれております。東日本大震災で全壊した蔵を再開へ導いた全国の有志の方々へ恩返しの意味で作られたお酒で、このお酒の売り上げは災害復興に寄付されるようになっているそうです。自分が初めて飲んだ宮寒梅は東日本大震災のあとの純米酒(現在生産無し)でしたが、当時はそんなことを知らずに購入して飲んで、こんなにうまい酒があるものかと感動を覚えた一品でもありました。現在は純米吟醸45%と大吟醸40%がメインで作られているため、このハロウィンラベルのように55%で酒米も不明なものは少し珍しい立ち位置と言えますが、ハロウィンは終わってましたが中身は終わっていないだろうとのことで購入してみました。

冷酒で飲ス、うまい!!
甘い吟醸香の透明のお酒です。飲んでみるとピリッとした刺激のある口当たりです。酸味の効いたフルーティーな舌触りとドライな刺激のピリ辛な喉越し、まろやかで奥行きのある米の旨みがうまく混ざり合っている感じは芳醇辛口といったところかな。単純にフルーティーとか辛口とかわかり易い味わいではなく、旨みに苦味に酸味に辛味にと複雑で深い味わいになっていますので、最初はピリ辛が強調されていても、だんだんとその中に隠れている旨みがヤミツキになります。円熟した旨みを堪能しているとついつい秋の味覚を堪能してみたくなってしまう、そんな感じのお酒です。普段のむ宮寒梅とは違う、晩酌向けのお酒でした。

石原酒店で購入。

七本槍「純米 渡船」(冨田酒造)

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銘柄:七本槍「純米 渡船」
製造:冨田酒造
種類:純米
酒米:渡船

賤ヶ岳の戦いで有名となった「七本槍」は戦国時代の歴史が好きな人なら高い知名度を誇ります。賤ヶ岳の戦いが行われた滋賀県の湖北ではそのまんま七本槍の銘柄で酸味の効いたしっかりとした味わいの日本酒が造られ、こちらも全国的にも知名度の高い銘柄の一つです。そんな滋賀県では渡船と呼ばれる幻と言われた酒米があります。山田錦の父方で歴史は古いのですが一時期見向きもされなかった時期があり、現在では県内の蔵でも見直され渡船の日本酒をちらほら目にすることができます。そんな歴史のある渡船と七本槍の組み合わせがこのお酒。そういえば前回の記事の青雲で使われていた酒米は山田穂だったので、山田錦の親である渡船と山田穂を連続で飲むのに、なにかしらロマンを感じてしまいます。どちらも産地が大事にしている点でザ・地酒ですね。

冷酒、常温で飲ス、うまい!!
麹の香り漂う飴色のお酒です、飲んでみると酸味の効いた刺激のある口当たり。程よい酸味と熟成した旨味が程よい清涼感でするりと口の中に入ってきます。その後から濃厚な舌触りでしばらくの間口の中にしっかりとした旨味が広がっています。低精米のお酒独特の複雑な味わいを多少感じつつも、程よくバランスが取れているためか柔らかい旨みで心地よい味わいです。鼻に抜ける米の香りと酸味と旨み、ほんのり苦味が混ざり合ったドライな喉越しが次の一口や一杯に繋がっていく、この連鎖がたまらないお酒です。この古典的というか古臭いというか、まぁ表現のし難い個性的な味わいはたまに飲みたくなりますね。単品で飲むと少し飲みにくい刺激も、少し濃いめの料理と合わせると酒も食も進んでいく秋の味覚にぴったりのお酒でした。

リカーショップオオタケで購入。

青雲「颯 秋純米ひやおろし」(後藤酒造場)

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銘柄:青雲「颯 秋純米ひやおろし」
製造:後藤酒造場
種類:純米
酒米:山田穂

ハマグリで有名な三重県桑名市にある後藤酒造が作る手作りにこだわったお酒「颯」シリーズのひやおろしです。青雲で前回飲んだ夏純米とアルコール度とか使用米(山田穂)とか同じなのでスペックは同じ?夏純米をもう少しおいておいたのがこのお酒と言えるのかなぁ。まぁそんなことは気にせずに購入して飲んでみました。

冷酒、常温で飲ス、うまい!!
香りは麹の香り漂う透明のお酒です。飲んでみると結構苦味の強い口当たり。最初に冷酒で飲んでいたのですが苦味と酸味が強くて旨みはボケていて若干飲みにくい印象ですが、少し温度をあげて常温くらいまで上げると米の旨みが十分にでてきて飲みやすくなってきます。酸味のある熟成した旨みがとてもなめらかでトロッとした舌触りがとても心地よく、苦味と旨味と酸味が程よく絡み合う感じがいいです。。少し寒くなってきたので冷酒で飲むよりかは少し温めて飲む感じでしょうか。夏純米は結構軽めでさらっとしたドライな味わいでしたが、秋純米はもっと複雑でコクのある旨味が楽しめます。山田穂と言えば山田錦の母方になりますが、山田錦の主張の強い華やかな味とは違ってどこか控えめな渋さがあり、ツウ好みの気がします。しっかりとした味わいの料理と相性が良さそうで、しっかりとした熟成した味わいを楽しめるお酒でした。

リカーショップオオタケで購入。

白馬錦「純米吟醸 ひやおろし」 (薄井商店)

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銘柄:白馬錦「純米吟醸 ひやおろし」
製造:薄井商店
種類:純米吟醸
酒米:美山錦

今年のひやおろしの2本目は白馬錦をチョイス。黒部ダムの近くにある高瀬渓谷の湖洞トンネルの中で一夏寝かせたお酒だそうです。一定温度で寝かせる方法としてトンネルを使っていることを宣伝しているお酒って以外と少ない(宗玄)からマイナーな方法なのか?

冷酒で飲ス、うまい!!
香りは甘い吟醸香の透明のお酒です。飲んでみるとフルーティーですっきりとした口当たり。ピリッとした辛みの中に完熟メロンの甘さとほんのり苦味の混ざり合った感じでしょうか。苦味のおかげで甘さが引き立ち、まろやかで優しい舌触りのためサラッとした軽快さと融合して艶やかな深い米の旨みをしっかりと感じられます。口の中に残る旨みはあくまで爽やかでフルーティー、で最後に辛さが少しでてきてドライに締めるため口の中がリセットして次の一杯がまた美味しくいただけます。角の取れた膨よかな熟成した味わいは色々な料理と合わせやすそうでした。

石原酒店で購入。

金鯱「完熟本醸造 ひやおろし」(盛田金しゃち酒造)

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銘柄:金鯱「完熟本醸造 ひやおろし」
製造:盛田金しゃち酒造
種類:本醸造
酒米:五百万石

半田市で初夢桜を醸造していた蔵が廃業して2010年から盛田グループ?(盛田の関連企業のイズミックのグループ?いまいちよくわかりませんが)として酒造りを行なっている盛田金しゃち酒造。そのひやおろしが売っていたので購入してみました。普段ならあまり興味の惹かれないラベルですし微妙そうかなとスルーしてしまいそうでしたが日本酒の取り扱いが結構良いスーパーに置いてあったのと値段が安かったので試しに飲んでみようかなとなったわけです。

冷酒、常温で飲ス、うまい!!
香りは麹の香り漂う透明のお酒です。飲んでみると少しピリッとした刺激のある辛口の口当たりです。口の中に広がってくると酸味と苦味の混ざり合った熟成した米の味わいでいっぱいになり、だんだんと薄れていきます。本醸造の割には意外と重厚でどっしり感を感じながらもしつこさは無くドライな喉越しで口の中をリセットしてくれます。少し温度が上がってきた方が嫌な苦味が少なくなり口の中に馴染みやすく、最後の苦味もうまい苦味に変わってきて個人的には好みの味わいなお酒でした。

覚王山フランテで購入。これで値段が980円ならコスパは良いと思う。

木曽のかけはし「特別純米酒 ひやおろし」(西尾酒造)

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銘柄:木曽のかけはし「特別純米酒 ひやおろし」
製造:西尾酒造
種類:純米
酒米:美山錦

木曽のかけはしのひやおろしが道の駅で販売していたので購入してみました。他のお酒が白を基調とした少しレトロな印象のラベルなので、逆にあまり目立たなく最初はなんのお酒かなって印象で手にとってみて、そのまま購入してました。

冷酒、常温で飲ス、うまい!!
香りは麹の香りがしっかりとする透明のお酒です。飲んでみると爽やかな酸味のある旨みの乗った口当たり。艶やかで深いコクのある旨みが口の中に心地よく広がってきて、意外と優しい舌触りのためするすると飲めてしまえます。程よい酸味が清涼感になってコメの旨みを邪魔せず飲みやすいなぁと思っていると最後に少し感じる苦味で締めるので口の中は何かをすぐに入れたくなってきます。これが次の一杯だったり料理だったりするわけですが、ちょうどよく口の中が苦さでリセットされるため次に口に入れるものの旨みを十分に感じられてどんどん進みます。どっしりした味わいが多い印象の木曽のかけはしですが、このお酒は秋の味覚を味わうのに程よい旨口のお酒でした。

道の駅「賤母」で購入。

苗加屋「琳青(りんのあお) 純米吟醸 無濾過生原酒」 (若鶴酒造)

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銘柄:苗加屋「琳青(りんのあお) 純米吟醸 無濾過生原酒」
製造:若鶴酒造
種類:純米吟醸
酒米:雄山錦

淡麗辛口酒が主流の時代に濃醇旨口のお酒をということで1999年から販売されている若鶴の別名柄のお酒「苗加屋(のうかや」には火入れの「玲」と無濾過生原酒の「琳」があります。以前、淡麗系の越後杜氏の時に濃厚系の南部杜氏を向かい入れ、2系統で競いながら酒造りをされていたのを現杜氏が学んで融合させたのがこのお酒なんだそうです。無濾過生原酒には兵庫県産山田錦で作られた琳赤と富山県産雄山錦で作られた琳青がありますがせっかく富山の地酒を楽しみたかったので琳青を選択してみました。料理と同じで日本酒には味だけでなく地域性も要求されるようになってますし、個人的には多様性があるほうが楽しいのでいわゆる地酒を選択しがちです。

冷酒で飲ス、うまい!!
香りは少しリンゴのような甘酸っぱさが混ざる麹の香りです。飲んでみると少し酸味の効いた、甘い旨みが口の中に広がってきます。少し渋みのある完熟リンゴのような甘さがしっかりと感じられますが、ねっとりした濃厚さは感じず意外とさらりとした舌触りなのは程よい酸味があるためでしょうか。少し温度が上がってくると酸味が強くなり、リンゴのような味わいに深い旨みが混ざり合って最後にピリッとした辛味でしめてきて、これもまた好みの味わいです。深い艶やかな旨みは繊細な料理にも合うと思いますがどちらかというと肉料理の方が相性が良さそうなしっかりとした味わいのお酒でした。

道の駅「砺波」で購入しました。
※ラベルにはわかり難いですが「特別純米」と書かれていますがHPでは純米吟醸しかなく、購入したお酒は先日瓶詰めされたばかりみたいで、どちらの表記が正しいのかは不明(正直どちらでも良いのだが)でしたが、HPを基準にしました。
プロフィール

シンパク

Author:シンパク
日本酒は一期一会。どんな日本酒であっても飲んだ時期や気温、体調や料理などで感じる味が変わると思います。
人気や知名度にとらわれず色々なお酒を飲んで楽しんでいけたらと思い、飲んだお酒の印象と記録を残します。

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